よみコミ!

よみコミ!

漫画の感想ブログ。メジャーなものから隠れた良作まで幅広く読んでいます。誰かの新しい漫画の出会いの場になれば幸いです。

【2017年12月・2018年1月】おすすめ漫画まとめ

f:id:sasa_comic:20180208225410j:plain

 

2018年も早1カ月が経ちました。12月1月はちょっとバタバタしてブログに時間をあまり割けませんでしたが少しずつモチベーションも戻ってきたのでぼちぼち頑張っていきます。

ここ2カ月で読んだ漫画の冊数は大体160冊ぐらい。
ただ半分ぐらいはこのマンガがエロい!2018 ベストオブエロ漫画20選 - よみコミ!

を書くためのエロ漫画でお見せできないので今回は2カ月分のまとめて紹介します。

 

先々月の面白かった漫画の感想まとめはこちら。


先々月同様、月別の感想まとめは先入観入って読まれると勿体ない気がするので特に順位付けはせず順不同で紹介しています。
興味を持った作品があればぜひ読んでみて下さい。それでは紹介していきます。

 

ブルーピリオド(1巻/山口 つばさ)

「俺の心臓は今、動き出したみたいだ」
『何か』を探していた青い時代にふいにやってきた美大受験という選択肢。
芸術の考え方や意外と教わらないデッサンの基礎知識をストーリーを通じて描かれており、漠然と捉えていたものにも理屈があったことを教えられ見方が少し変わりました。

主人公は要領が良いだけで他人に迷惑をかけても平気な一般的なイメージのDQNではなく、むしろ人当たりの良い好青年なので、帯の紹介文にあるDQNという言葉に必要以上に身構える必要はないと思います。
難しそう、と思っていた世界が近づいてくる。

 

僕と君の大切な話(1~3巻/ろびこ

二人のちょっとずれた軽妙なやり取りが癖になる読み味。登場人物全員アホの子で嫌味なく笑えて楽しいすごく読みやすい男性にもおすすめしたい少女漫画でした。

f:id:sasa_comic:20180303080031j:plain


ヒロインの相沢さんは東くんに対して強めな愛情を持ってるのにつまらない発言に対してシビアな態度を取れるのが最高にクール。
とてもお似合いがゆえにままならない二人の恋の行方は果たしていずこに。

 

りぶねす(9巻/堂本 裕貴)

今回はR15指定ぐらいの妖しい雰囲気な出だしからカスミーランドのお菓子の宮殿を作ったりと喜怒哀楽がコロコロ変わるジェットコースターみたいな巻で面白かった。
友達のままが良かったはずのカスミが七瀬を意識し始めてたことに気付いた瞬間の顔が「は~~~~」ってなります。
安泰と思ってたテツとアスカの関係にも一波乱起こりそうでここにきて続きが気になる。
ラブストーリー重視のラブコメなら間違いなくイチオシできる安定して高い位置で読める面白さです。次巻も楽しみ。

 

セトウツミ(7~8巻/此元和津也)

映画化ドラマ化もした「しゃべる漫画」が遂に完結。
永遠に続けられそうなのにもう終わっちゃうのかと寂しい気持ちで最終巻読んでいたらまさかまさかの展開ですごくビックリさせられる。
今まで散々笑わされた漫画でこんな気持ちになろうとは。内海の闇に光を照らしたこいつは紛れもないスーパースターだ。

 

ミステリと言う勿れ(1巻/田村 由美)

探偵でも検事でも小説家でもない、もじゃもじゃ大学生が独自の思考と観察眼をもって喋り倒すなかなか変わった内容。だけど不思議と面白い。
「みんながルールを守って楽しんでるプールでわざわざ棒高跳びをしたい」「真実は1つじゃない。人の数だけあるんですよ」など独特の台詞回しが秀逸で、変わった例えなのに妙にストンと府に落ちるものがある。
野暮ったく感じてもおかしくないのに思いの外読みやすい不思議な作品。コナンくんもこれにはタジタジしそう。

 

 

スメルズライクグリーンスピリット(全2巻/永井三郎)

苦手ジャンルだったBLが楽しめるかもしれないと可能性を示してくれた、このBLがヤバい!にもランクインした名作。
sideAはちょっと表面的で「うんまあ…」って感じだったけどsideBでは深層に踏み込んでくれてsideAの気に食わなさを消化してくれたのが良かった。

特に良かったのが柳田先生が「入らないよォ三島ァ」「入れてくれよォ三島ァ」と自分にも言い聞かせているようなシーン、「妄想の中の三島はオッパイはなかった」「でもチ○コもついてなかった」「女だと思ってたわけじゃない」「けどチ○コ見たら あ、違うって思って」のシーンがすごく印象的でした。
何故BLに対して苦手意識が強かったのか言語化が少し進んだので個別記事も書きました。

 

Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々(1巻/ヨネダ コウ)

一癖ある保険調査員の男と少年による「嘘」を暴く新感覚ミステリー。
時折コミカルなシーンを挟みながらも登場人物たちに様々な過去を感じさせる伏線を織り混ぜて、重厚さを感じさせるストーリーになっている。
作中で「ボーイズがラブなことにはなりませんから‼」とメタっているようにBLで活躍中の作家である。これをきっかけに先ほど紹介した作品を読むことになりました。
今作は若干距離感が近いかなと感じるぐらいでハードボイルドさを兼ね備えた青年漫画という印象。男女問わず楽しめると思います。

 

熱帯魚は雪に焦がれる(1巻/萩埜 まこと)

 水族館部で不器用な少女たちが織りなすガールズシップストーリー。
水族館部という珍しい題材も特徴的ですが、珍しさに振り回されない土台の確かさがあります。淡い青春模様と文学的な演出、心情の機微を繊細に描かれているのが素晴らしい。まだ1巻が出たばかりなのでこれから多くの人に知って欲しい一作です。(という内容を下記の百合漫画大賞でコメントしました)

f:id:sasa_comic:20171017171226j:plain


ライト寄りの百合漫画なのでその手のジャンルが苦手じゃないって人は手に取ってみてはどうでしょう。

百合漫画大賞2018で年末ギリギリの発売ながら第2位に輝いた注目の一作です。

 

エクレア bleue あなたに響く百合アンソロジー(U35,仲谷 鳰,ひびき 玲音,缶乃,平尾アウリ,ほか)

百合とひとまとめに言っても友愛、家族愛、情愛、偏愛とさまざまな愛の形を描いたアンソロジー。

f:id:sasa_comic:20180303080035j:plain


個人的に「恋色ドロップス」「目を開いて」「サトと泪と女と女」「無職とJK」が好きな話。アンテナの外にいた作家に触れる良い機会となる一冊です。

 

恋せよキモノ乙女(1巻/山崎零)

関西を舞台にした着物が好きな女性の恋物語。1巻では色とりどりの着物が紹介されていて、その凛とした華やかさに非常に惹かれるものがあります。

f:id:sasa_comic:20180218203655j:plain

恋物語はこれから徐々に、といった感じですが瑞々しい爽やかなお話になりそうです。

 

声を聞かせて(全1巻/きいろいたまご

めっちゃときめいた。2017年のエロ漫画ベスト20を決めるために積読崩してたら思いもよらぬ掘り出し物を拾いました。
成年向けだけど初々しい学生カップルの馴れ初め~初行為を中心に描いた短編恋愛物として読んだ方が良い気がする。

実用面では初々しさが手伝って興奮はするが使えないかなということでこちらでは10位に留めましたが、一般誌で恋愛物が好きな人なら楽しめる人が結構いると思います。
お互い好きなのにいまいち噛み合わなかった部分が様々な過程を経て文字通りハマったときのトキメキとデレに見事にやられました。

 

チョコレート・コンフュージョン(1巻/作画:三池 ろむこ、原作:星奏 なつめ)

勘違いから始まる強面リーマンとOLのドタバタラブコメ。 北風さんの顔めっちゃ怖いけどこんなに真っ直ぐに自分を見てくれたら幸せだろうなと読んでて心温まります。
見所は二人の主人公の視点から見るお互いの姿。色々誤解されてきた北風さんと関わることで見えてくる思いやりで、三春の凛とした印象を良い意味で崩してくるのは良かったです。
ひねくれない王道的なストーリーで軽く恋愛ものが読みたいなという人におすすめ。

 

かげきしょうじょ!!(1~4巻+シーズン0上下巻/斉木久美子)

歌劇学校を舞台にした作品。能力は未熟でも独特のカリスマ性でこれからスターになるぞ!という意欲が伝わってくるのが強いです。
現在は少女漫画誌「メロディ」での連載ですが、元々は休刊となったジャンプ改でやっていた話なので女性だけでなく男性にも勧められる一作です。
こちらから読んでも問題なく読めますが、前日譚にあたる『かげきしょうじょ‼シーズン0』も彼女の入学からの様々なあれこれが描かれており、なかなかグッとくるものがあります。余裕があればこちらもぜひ。

 

恋は光(全7巻/秋★枝

「恋というものを知りたくて」という物語の出だしから始まる大学を舞台にした恋愛ファンタジー。
恋という目に見えないものに作者なりに解釈しようとした意欲作だったように思います。秋★枝先生の作品に見られる小気味よい会話劇はやはり読んでて心地良い。
結末については賛否あるみたいですが5巻で理性より衝動を優先出来なかったのを見ていたので個人的に不満はありませんでした。
突発的なイベントが起こらない点は作者の弱点であり強みなのでファンなら納得、そうでないなら不満という意見は分からないでもなかった。安定して80点を出してくる良作です。

 

五佰年BOX(1~2巻/宮尾 行巳)

500年前の世界と繋がる箱を巡る話。主人公が過去の世界に干渉したがゆえに巻き起こる取り返しのつかないバタフライエフェクトをいかに収集出来るかに1巻は注目していたが2巻で状況はさらに複雑化してきた。
この多くの伏線を回収して綺麗に着地出来るか否かによって評価はガラリと変わるので頑張って期待に応えて欲しいところ。
SF要素が強いが同時に恐怖を覚えるような緊張感も味わうことができる。今後が楽しみな作家の一人。

 

100万の命の上に俺は立っている(1~4巻/作画:奈央 晃徳、原作: 山川 直輝)

別冊少年マガジンでずっと読んでたけど最近面白くなってきたので一気読み。流行りの異世界転生とは若干違って「異世界転送」な点、主人公の思考回路が常人のそれと明らかにずれがあるのが話の味噌だと思います。
ネタだと思っていた話が物語の重要な部分を担っていたり、エンタメ重視の話かと思いきや要所で重めの話を混ぜてきたりとトリッキーさが癖になる。
マイホームヒーローでも常々思ってたけどどうやったらそんな着眼点に行き着くんだと作者の話を色々聞いてみたくなります。

 

マグメル深海水族館(1巻/椙下 聖海)

深海生物を扱う水族館を舞台に描かれる主人公の成長物語。
1巻では水族館で関わる人たちの人間模様が中心なのでこれからどんなストーリーが展開されるか楽しみな1巻になっています。
各話で登場する深海生物の解説も面白く、なんとなく名前は知っている生物たちについて知ることができるのでそういう面でも楽しむことができると思います。 その丁寧な生き物の描き方にも好感がもてる。

 

快楽ヒストリエ(1巻/火鳥)

成年向け雑誌快楽天BEASTで連載中なのに一般向けギャグ漫画という謎枠が遂に単行本化。この漫画を読むために雑誌を購読してたと言っても過言ではない。という人も多分いる。
毎回歴史に名を残す偉人にまつわるどちゃくそエロい話を期待させては「やっぱりギャグ漫画じゃねえか!」と突っ込まれることでお馴染みの本作だが、歴史の知識を得るにはもってこい。
豊臣秀吉女子高生説や劉備女子高生説など目から鱗が落ちる話が盛り沢山。コミック高への売り込みも忘れない抜け目ない1冊となっている。これを読んで間違った歴史を覚えましょう。

 

群青にサイレン(1~6巻/桃栗みかん

球漫画なのに少女漫画雑誌で連載という変わり種。
メインの読者が女性ということもあってか少年漫画などで見られるような熱血・努力・友情という定番さはなく、スポーツ漫画というより登場人物の葛藤を中心に描いた青春部活漫画として読んだ方がいい気がします。
最新刊である6巻まで物語が進んでもなお和解することのないバッテリーのわだかまりの決着のつけ方に注目したい。いちご100%以来久しぶりにこの作者の新作を読んだが心情描写の巧みさは相変わらず健在でした。

 

シネマこんぷれっくす!(1巻/ビリー)

映画好きをこじらせた変人たちの軽妙なやりとりがコミカルに描かれて読んでて楽しい。 ノリがディーふらぐ!に近い感じで、こちらもキャラが立ってるから映画に詳しくなくても十分楽しめると思います。
登場人物皆個性豊かに持論を展開していて誰かしらお気に入りのキャラが見つかるかも。私はB級映画ハンターの宮川先輩にシンパシーを感じました。
全力で手のひら返したり、一人映画のメリットに対して「でも感想を語りたくならないですか?」という質問に「なる」という顔をしながら「ならない」という回答をする辺りにの面倒くささが良い味出してる。薄ピンク色の青春はこうして始まらなかった。

 

 

 

おわりに

以上20タイトルでした。
年末は読み残しを読まなきゃという意識が強くて逆に読む気が失せていったので義務感からではなく能動的に読んでいきたいです。
面白いと言ってもジャンルが違えば、読む人が違えば見る箇所は違いますが同じように面白いと思ってくれる人がいればとても嬉しい。
私のブログ以外にも漫画ブログがいくつかあるので上手いこと活用できたらいいですね。

【月間ランキング】2018年01月に購入した、おすすめ漫画ランキング!【マンガ感想・レビュー】 - 勤務医開業つれづれ日記・3

2018年1月に発売された新刊漫画のおすすめ&気になる漫画 - ぶくぶくちゃがまぐちのおすすめ漫画道

このマンガ一巻がすごい!2018年01月編 | マンガ一巻読破

まだまだ年の初め部分なので積んだままだった作品のまとめ読みなんかをしていきたいです。ブログで紹介した作品もぜひ興味があればぜひ読んでみてください。
それでは今回はこの辺で。
読んでくださりありがとうございました。それではまた。