よみコミ!

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漫画の感想ブログ。メジャーなものから隠れた良作まで幅広く読んでいます。誰かの新しい漫画の出会いの場になれば幸いです。

【結果発表】『第3回次にくるマンガ大賞』【予想結果と反省】

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第3回 次にくるマンガ大賞の結果が本日2017年8月23日発表されました!
上位入賞した作品おめでとうございます!

 

 

というわけで今回は以前書いた『次にくるマンガ大賞』の予想記事がどれくらい当たってたのか照らし合わせてみます。

 

まずはコミックス部門

コミックス部門 結果 予想
1位 かぐや様は告らせたい 約束のネバーランド
2位 約束のネバーランド かぐや様は告らせたい
3位 私の少年 転生したらスライムだった件
4位 やがて君になる Dr.STONE
5位 転生したらスライムだった件 やがて君になる
6位 姉なるもの 寄宿学校のジュリエット
7位 大正処女御伽話 とんがり帽子のアトリエ
8位 古見さんは、コミュ症です。 ぼくたちは勉強ができない
9位 新米姉妹のふたりごはん 無能なナナ
10位 Dr.STONE 大正処女御伽話
11位 推しが武道館いってくれたら死ぬ 私の少年
12位 紺田照の合法レシピ 不滅のあなたへ
13位 ハッピーシュガーライフ 古見さんは、コミュ症です。
14位 寄宿学校のジュリエット 新米姉妹のふたりごはん
15位 兄の嫁と暮らしています。 姉なるもの
16位 魔王城でおやすみ 星野、目をつぶって。
17位 群青にサイレン かくしごと
18位 かくしごと 映像研には手を出すな!
19位 あそびあそばせ あそびあそばせ
20位 とつくにの少女 CITY

 

 ※赤字で示しているのは予想ランキングにも挙げていて、実際の結果にも入っていた作品。予想時には11位以下はランキングにしていません。

 

次にwebマンガ部門

webマンガ部門 結果 予想
1位 うらみちお兄さん うらみちお兄さん
2位 妄想テレパシー 悪魔のメムメムちゃん
3位 青のフラッグ とっても優しいあまえちゃん!
4位 サトコとナダ 理系が恋に落ちたので証明してみた。
5位 彼方のアストラ ヤンキーショタとオタクおねえさん
6位 理系が恋に落ちたので証明してみた。 魔王の秘書
7位 ヤンキーショタとオタクおねえさん 妄想テレパシー
8位 本好きの下剋上 青のフラッグ
9位 憂鬱くんとサキュバスちゃん うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
10位 コミケ童話 異種族レビュアーズ
11位 悪魔のメムメムちゃん 彼方のアストラ
12位 亜獣譚 本好きの下剋上
13位 性欲の強すぎる彼女に困ってます バイオレンスアクション
14位 うちの相方が腐なもんで。 コミケ童話
15位 キモオタ、アイドルやるってよ エルフさんは痩せられない。
16位 異種族レビュアーズ 蜘蛛ですが、なにか?
17位 うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 ご主人様と獣耳の少女メル
18位 蜘蛛ですが、なにか? 亜獣譚
19位 だんしんち ポンコツンデレな幼馴染
20位 バンギャループ 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

 

 

コミックス部門・webマンガ部門ともに実際のランキングでも20位以内に入っていた作品は13作品でした。
大外れでも大当たりでもなくまずまずといったところでしょうか。

単純に1ページも読んでなくて評価しようもなかったものもいくつかありました。
ということで予想記事の考察内容が適切だったのか検証してみます。

 

 

 

絶対王者はジャンプ

コミックス部門の第1位は予想では第2位にしていた『かぐや様は告らせたい』でした(11,884 ポイント)。
とても面白くて大好きな作品なので純粋に嬉しいです。おめでとうございます。


少年ジャンプではなくヤングジャンプでの連載ですが、『キングダム』『東京喰種』などのモンスタータイトルを抱える安心と信頼の集英社が誇るマンガ雑誌
この予想は今回も覆ることはなかったといえるでしょう。

 

 

 

11,058 ポイントで惜しくも2位となったのは『約束のネバーランド
第3位の『私の少年』が8,960 ポイントなのを考えると1位と2位の争いは本当に僅差なのがわかります。現在4巻まで刊行中ですが来月発売される5巻、そして6巻ではさらに面白くなってきています。

 

 

 

 第3位の『私の少年』は女性票が非常に多かったようです。その美しさに思わずため息がこぼれます。

 

 

 

私がノミネート作品の中で1位に投票した作品『やがて君になる』は8,933 ポイントで3位と27ポイント差の僅差も僅差!3位になれなかったのは悔しいですが予想は5位だったので嬉しいです。

感情の機微の描写が本当に素晴らしいです。未読の人はぜひ読んでね!

 

 話が脱線しはじめたので次の話題に移ります。

 

 

 

ニコニコユーザーとの相性はそこまで関係ない?

予想記事で分類した根拠は果たして適切だったのか上位20タイトルを同様に分類してみました。

コミックス部門 タイトル名 ニコニコ静画で上位獲得経験の有無 フォロワー数が1万人以上 メジャー誌or10万部突破している
1位 かぐや様は告らせたい
2位 約束のネバーランド ×
3位 私の少年 ×
4位 やがて君になる
5位 転生したらスライムだった件
6位 姉なるもの ×
7位 大正処女御伽話 ×
8位 古見さんは、コミュ症です。
9位 新米姉妹のふたりごはん
10位 Dr.STONE ×
11位 推しが武道館いってくれたら死ぬ × × ×
12位 紺田照の合法レシピ ×
13位 ハッピーシュガーライフ × ×
14位 寄宿学校のジュリエット ×
15位 兄の嫁と暮らしています。 ×
16位 魔王城でおやすみ ×
17位 群青にサイレン × ×
18位 かくしごと ×
19位 あそびあそばせ
20位 とつくにの少女 ×

 

ニコニコで上位かやメジャー誌かどうかよりも、単行本の累計発行部数が10万部突破しているか否かが上位入賞の分かれ目だったように思います。

予想では分類方法で一切当てはまらないのにランクインする謎の力枠を『映像研には手を出すな!』を入れてましたが実際は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』でした。

去年のこのマンガがすごい!でもトップ20にランクインしてましたしじわじわと知名度を上げてきている感じでしょうか。
『群青にサイレン』も当てはまりませんが今回唯一の少女漫画枠だったし女性票が多かったのかなと推測。


あと意外だなと思ったのは週刊少年ジャンプ週刊少年マガジンで入賞しなかった作品があったのが複数ありびっくりしました。ここらへんはニコニコユーザーの嗜好が多少影響してるのかなと思います。

結果に不満が多い人も、大手であることが入賞の絶対条件でないことはガス抜きの部分ではないでしょうか。

 

 

webマンガ部門は面白い(買うとは言ってない)が顕著

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雑誌のアンケートで人気=売上ではなくなってきたのが昨今の現状ですが、webマンガ部門は単行本を買わずとも無料で読める作品が多いためかこの傾向が顕著でした。

 

第3回webマンガ部門の上位20タイトルがこちらです。

Webマンガ部門 タイトル名 ニコニコ静画で上位獲得経験の有無 フォロワー数が1万人以上 10万部突破している
1位 うらみちお兄さん × ×
2位 妄想テレパシー × ×
3位 青のフラッグ × ×
4位 サトコとナダ × × ×
5位 彼方のアストラ ×
6位 理系が恋に落ちたので証明してみた。
7位 ヤンキーショタとオタクおねえさん ×
8位 本好きの下剋上 ×
9位 憂鬱くんとサキュバスちゃん × ×
10位 コミケ童話 ×
11位 悪魔のメムメムちゃん
12位 亜獣譚 × ×
13位 性欲の強すぎる彼女に困ってます ×
14位 うちの相方が腐なもんで。 × ×
15位 キモオタ、アイドルやるってよ × ×
16位 異種族レビュアーズ ×
17位 うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
18位 蜘蛛ですが、なにか? ×
19位 だんしんち × × ×
20位 バンギャループ × ×

 

※△はこれから順調に巻数を重ねていけば達成可能なもの。

 ニコニコで人気の作品もありますがpixivやジャンプ+、ツイ4などの無料漫画サイトの人気作が上位に名を連ねました。

『青のフラッグ』『サトコとナダ』など上位に分類方法にあてはまらないものがいくつかありますが、そもそもニコニコに掲載されてなかったりツイッターはしていないだけで知名度自体は高い人でした(検索すればわかる)

売上に関しては単行本の巻数が少なかったり、そもそも1巻が出てなくてこれからだ!という作品も勿論あります。しかしツイッターやpixivで何十万いいねやPVがあっても1万部売れ(て)るのかも怪しいものがちらほらあったりと、共感を多く得られてもすぐに消費されてしまう現在のネット社会がよく表れているように感じます。


基本無料のソーシャルゲームのように一部の重課金によって支えるシステムではないのが人気と売り上げが一致しない要因の一つのように思います。何らかの施策があっても良さそうですね。


ファンだからといって同じ単行本をいくつも買うのには抵抗があっても、何らかの限定品なら多少高くても買うという人は少なからずいると思います。

最近だとマンガワンで水着総選挙が行われていましたが、あんな感じで作者に還元できるシステムがウェブ漫画ないしは紙の漫画であっても良さそうです。

 

アフロ田中コラみたいな惨状にならないためにも、もし気に入った漫画があればぜひ買ってください。

無料で読めるマンガも人の手間とお金がかかった商品であることは頭の片隅にあるといいですね。 

 

 

 

 もちろんここで上位入賞したことがきっかけで売り上げが伸びるものがあれば「次にくる」というタイトルに恥じないマンガ賞であることの証明になります。

 1位に輝いた『うらみちお兄さん』はもちろんのこと2位の『妄想テレパシー』や4位の『サトコとナダ』辺りの売り上げが今後どう伸びていくか注目です。


『うらみちお兄さん』は来月27日に発売予定。荒みがちな世の中に役立つ栄養剤みたいな内容です(副作用がないとは言ってない)

 

 

おわりに

 以上『次にくるマンガ大賞』の予想結果と反省でした。

 

今回はフォロワー数の話はしませんでしたが、きっかけの一つであるだけで必ずしも比例するわけではない気がします。

出版不況だなんだといいつつコミケコミティアなどは毎回盛況で、商業でも今年も多くの話題作が生まれています。第4回の『次にくるマンガ大賞』ではどんな作品がノミネートされるのか今から楽しみです。


入賞作品やノミネート作品の中で「面白そう」と思うものがあればぜひ読んでみて下さい。
また「次にくるマンガはこれだ!」と思うのがあればぜひ声に出してください。
その声がきっかけで何かが起こるかもしれません。

それでは今回はこの辺で。それではまた。

 

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