よみコミ!

漫画の感想ブログ。読んだ漫画の数は5000冊以上。メジャーなものから隠れた良作まで幅広く読んでいます。誰かの新しい漫画の出会いの場になれば幸いです。

2017年6月に読んだ漫画の感想まとめ

6月も沢山の漫画を読みました。毎月恒例(予定)の6月に読んで面白かった漫画を紹介をしていきます。
先月と同じく特に順位付けはせず任意です。興味を持った作品があればぜひ読んでみて下さい。

 先月の読んだ漫画の感想まとめはこちら。

個人的に「ある程度まとまった巻数を読むことで面白さに気付くことがある」を持論としていて、新規開拓はある程度まとまった巻数読んでいることが多いです。

「とりあえず1巻」も悪くはないですが巻数が出ているものについては、もう少し長い目でみるのもいいかもしれません。
7月も半ばですが気にせずやっていきます。

 

HUNTER×HUNTER(34巻/冨樫義博

一年ぶりの新刊。待ちに待ったクロロVSヒソカが面白くないわけがない。ただ胸を張ってオススメするかというと、内容を忘れた頃に新刊が発売されることが多いのでこの記事のように「助走」という名の一気読みを毎回する羽目になったり

こんな感じで「悪い彼氏に捕まった女の子」状態に陥る危険性があるので注意が必要です。麻薬かよ。

  

ANGEL VOICE(1~15巻/古谷野孝雄

全40巻の高校サッカー巨編。1話の未来から入るプロローグは『べしゃり暮らし』を、血の気のある部員たちの成長は『スラムダンク』を彷彿させる。 そして挙げた名作に負けないぐらい面白くてたぎります。
巻数は長いものの非常にテンポよく読めるのも◎。最期まであきらめず走り切る姿には何度も心揺さぶられる。

 

ウッドストック(全18巻/浅田有皆)

バンド漫画の中でも、というかどの音楽漫画よりも「音楽」をしていたように思う。他の音楽漫画は別のジャンルで描いてもテーマ自体はやれることは多い。ただこの作品はこのバンドじゃないと出来ないように感じた。
野外ライブのシーンは最高潮の盛り上がりで魅せてくれ、トーンダウンした部分もあったがそれも踏まえて1枚のインディーズの名盤を聴いたような快感があった。青さがとても心地良い。表紙がかっこいいのが多い。

 

メイドインアビス(1~5巻/つくしあきひと

「戻れない旅」に挑む冒険者の話。 この絵柄でなかなかにエグい内容をやるというアンバランスさが何とも勧めにくいですが面白いです。
ここまで凝った設定も珍しいのに、それが独り歩きせずに面白く描けてるのが凄い。大作RPGを始めるようなロマンに溢れています。今月からアニメも放送開始。

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。(2巻/山本アリフレッド)

デート実践編。まずデートの定義とは何かから議論を始めたり、巡回セールスマン問題を考えたりとアホの子すぎておもろい。
ナンパを追い払う雪村がかっこよすぎるし、観覧車の氷室が可愛すぎて無事悶死。2巻メインの遊園地デートは控えめに言って最高だった。

 

蜘蛛ですが、なにか?(2~3巻/原作:馬場翁 漫画:かかし朝浩 キャラクター原案:輝竜司)

シリーズ累計50万部突破。なろう系作品の中でも上位で好きです。最初から無双状態の話が多い中で、知恵を絞って格上の敵を倒していくのは戦略RPGみたいで面白い。
猿軍団とのギリギリの死闘は見応えがありました。進化して戦略性も増したけどまだまだ伏線もあるっぽいし、弱点の火に覆われた中層をどう攻略するか続きが楽しみ。

 

坂道のアポロン(全9巻/小玉ユキ

かつてあったはずの昭和の日常を情緒豊かに。振り返ればどんな出来事も彼らにとって青春の一ページだったと酒の席の思い出話になりそうだ。
移ろいゆく女性の心理は男性読者にとって理解はしても納得できない点があり、作画にクセはないため恐らく男女問わず読めるがターゲットは女性だと感じた。

坂道のアポロン(BONUS TRACK/小玉ユキ

正直ボーナストラックを読むまでは欠点はないものの琴線に触れることなく終わってしまい感想も書くつもりなかった。(ジャズ漫画の触れ込みを見てBLUE GIANTのような感受性を揺さぶられる話を期待してたせいもある。)
しかしここに来て琴線に触れる話があった。あまり目立つことはなかった千太郎の弟の視点で語られる本編で描かれなかった裏側の話だ。この話をはじめとして物語に色を付けた話が多く一番面白かった巻になりました。10巻扱いにすればいいのにと思う出来映えで作者の別作品への導線になってくれた。

 

漫画家接待ごはん(1巻/瀬口たかひろ

漫画業界の裏話を交えながら複数の出版社で連載した経験や九州を拠点にした瀬口先生ならではの話も面白いです。 もちろん出てくる料理も華やかで美味しそう。詳しくはこちらの書評を参照してください。

 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(1巻/ほた。(漫画) / CHIROLU(原作) / 景・トリュフ(キャラクター原案))

思ってたよりほのぼの路線で想像した内容と全然違ってたけどこれはこれであり。可愛さのゲージが振り切れてる。 原作小説も評判いいし成長してからが本番みたい(小説版のレビューを読んだ)
現段階では可愛さ9:面白さ1ぐらいですがチェックしておいても良い気がします。とにかく可愛さが半端ない。

 

オッス!はるかちゃん(2巻/宗我部としのり)

応援団で頑張る元気娘。男に混じってとなると体力面でどうしても苦労しがちですが痛々しさはなく、一生懸命頑張る姿に元気付けられる。
こういう単なる萌え漫画にみせて押さえるところは押さえる熱い漫画は好きです。3巻で完結もったいねえ。団長が漢気に溢れています。

 

渡くんの××が崩壊寸前(1~3巻/鳴見なる

かつての畑荒しとの再会で渡くんの日常が崩壊していくラブコメ。 基本は明るい感じのラブコメで楽しく、随所に表紙で期待するようなヒロインたちの不穏さが見えてきて面白かった。
3巻で少し色んな背景が見えてきました。ヤンデレというより共依存が近い。

 

イノセントデビル(1巻/原作:中村基 作画:宗一郎)

「人類の希望は殺人鬼」というセンセーショナルな煽りと表紙が気に入った。 ガンガンJOKERの「売れる漫画」を出そうとする姿勢はとても好きです。低評価のレビューも分からないでもないが、読者層を考えると深みの前にエンタメ性が重要だし1巻の段階では楽しいからいいじゃんと言いたくなる。
ターゲットが分かりやすい明快な話。 表紙に惹かれるならありだと思います。重版おめでとうございます。

 

最底辺の男-Scumbag Loser-(全3巻/山口ミコト)

売れっ子原作者山口ミコトが悪戦苦闘してた頃の作品。黒い感情を消化させてくれる魅せ方はこの頃から上手い。
「(パンツを盗んだのは)俺じゃない」という最後のセリフは字面だけ抜き出すとあれだけど背景を知ると純愛で悲しい。 こういう系は好き嫌いが極端に分かれるし絵が魅力的かが重要なのかな。

 

蟹に誘われて(全1巻/panpanya

不思議な世界観と空気感で合うか心配だったけど問題なく楽しめました。
バス停を探してて「バス停などない」の貼り紙に困惑してる顔と状況がシュールすぎて笑ったw 不思議だけど難解ではないのはありがたかったです。

 

ミリオンジョー(全3巻/漫画:市丸 いろは 原作:十口 了至)

例えるならもしワンピースの作者が途中で死んでしまったら?という話。 作画担当がもう少し画力高い人だったらもう少し続いたんだろうか。
もう少し尺があれば良かったのにと思う一方で、あのテンポだからこその気迫と異様さが感じられたようにも思う。間一つだけ言えるのは間違いなく強く印象に残る話。

 

憂国のモリアーティ(1~2巻/原案/コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズ) 構成/竹内良輔 漫画/三好 輝)

シャーロックホームズの宿敵モリアーティ教授が主人公の話。
完全に表紙買いでコナン・ドイルは未読。がそれが幸いしてか良い具合にフィクションを楽しめました。 義賊的なモリアーティ教授とホームズの頭脳戦が楽しみ。

 

君の膵臓をたべたい(上・下巻/原作:住野よる 作画:桐原いづみ

タイトルでぎょっとする人もいそうですがカニバリズム的な話ではなく、余命いくばくの少女と少年の青春物。
無でしかなかった主人公に感情が芽吹く瞬間は目頭が熱くなる。 桜良がメインの話のようで遺された人たちのための話だったように思う。
タイトルも決して奇をてらったものではないし、斜に構えず読めるなら長く記憶に残る一作になると思います。コミカライズ作品としては質の良い部類なので、原作の小説読むのはちょっとしんどいという人は漫画版もおすすめ。

 

あさひなぐ(23巻/こざき亜衣

関東大会編終幕。旭とは異なる「強さ」を持って戦う河丸との再戦はあるんだろうか。と主人公・旭の今後も気になりますが今回の主役は何と言っても薙刀男子でしょう。
あの日の後悔に蹴りをつけるために挑んだ試合は夏之がこれから前へ一歩進むために。
ひょうひょうとした印象が強かった乃木さんの涙は胸にくるものがあります。
タイミングによってはこの二人が表紙でも良かったんじゃないかぐらい気持ちの乗った試合をみせてくれました。気が早いけど今年のベストはあさひなぐにほぼ決定か。

 

おわりに

以上計19タイトルでした。『1日外出録ハンチョウ』『百年のワルキューレ』『将国のアルタイル』辺りは上半期ベストに回してここに書いてない作品もあるので先月より増えてますね…。まあ予定は未定ということで。漫画好きの人のためのブログだし選択肢が複数あってもいいかな。毎月平均20タイトルぐらいに収めたい。

ブログの方向性としては月初めに先月の読んで面白かった漫画のまとめ。それ以外に個別の感想記事などを土日のどちらかで更新して月4、5回ぐらいが現実的な範囲になりそうです。頻繁に更新してる人本当にすごい。
さて来週はアニメも放送開始した競技クイズ漫画『ナナマルサンバツ』の個別記事を更新予定です。良ければまた見にきてくださると幸いです。それでは。

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