よみコミ!

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漫画の感想ブログ。メジャーなものから隠れた良作まで幅広く読んでいます。誰かの新しい漫画の出会いの場になれば幸いです。

それは最高で最悪なバッドエンド『わたしのふしだら』感想

今回紹介するのは少年画報社ヤングキングアワーズGHで連載されていた大見武士先生の「ふしだら」シリーズ第2弾『わたしのふしだら』の感想・レビューです。


前回の記事に(普段の規模にしては)多くの反応をいただいて驚きました。

好意的なコメントがある一方で、売野氏のファンに暴言吐かれてブロックされたりとPVが増えてアンチも増えるという焼畑農業かよという気持ちも無きにしも非ずですが、論点のずれた反論を逐一気にしていては身が持ちません。

運動して気晴らしするなり、ギャグ漫画でも読んでストレスに対処していきましょう。
アフロ田中なんかはストレス解消に最適ですよ(宣伝)


話を戻しまして、本当チラシの裏に書く感覚で文字数のわりに時間もそんなにかからず、ただ書きたかったから書いた記事でした。
案外そんな記事の方が気持ちが込められていて読まれるのかなと、4月に完結してもなお今年読んだ中で最も強いカタルシスを味わった傑作という気持ちが半年ぶりに読み返しても色褪せなかったので紹介します。

 

あらすじ

身を焦がすような本物の恋がしたい
「ある条件」を満たすことで自らが望む年齢に変身することができるようになった女性教師・橘伽凛が若い頃にできなかったことをするため、高校生に戻って恋をする。というあらすじです。

 

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過去に戻ることができたら何がしたいですか?

もしも過去に戻れたら(若い頃に戻れたら)

世間話や空想で多くの人がしてきたことでしょう。
宝くじを当てたり、予言者になって有名人に、なんてのも夢があります。

現実的なところだと「好きな人に告白する」「真面目に勉強する」「制服デート」なんてのも大人になってから「やっておけばよかった…」と後悔することの定番です。

年をとると制服は「コスプレ」になり、告白も相手の立場を考えてしないといけない。
30過ぎて大学に入りなおして一生懸命勉強したとして、将来有望な職業に就けるかと尋ねられると「厳しい」と言わざるを得ません。

年をとってくると様々な制約、責任を負うことになるからです。
まともな人間なら、これまで築き上げてきた地位を捨てて夢に向かうなんてことは難しいでしょう。

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そんなまともな人間でも、もし無償で若返ることができたら。
得体の知れないものから授かったその能力も、対価がないなら使ってみよう。
どうせ叶わぬ恋なのだから大丈夫。
この経験が何事にも熱中することのなかった私を前に向かせてくれる。

最初はそう信じていました。

 

底なしの快楽に果てはあるか

どうせ叶わないと思っていたその恋路はまさかの両想いに。
初めての恋心は想像以上の充実感を与えます。

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この充実感は恋心に限らず、どの分野にもあてはめることができるでしょう。
テストで目標の点数や記録を取るために努力し、目標を達成できたときの喜びは計り知れないものです。

一度や二度失敗しても、成功すれば全ての苦労が喜びとなって返ってくる。
だから多くの人々は幾度となく困難に立ち向かってきました。

そんな途方もない喜びを突如失ってしまったら。
喪失感だけが残り、楽しかった記憶が反芻されることでしょう。

その喜びを取り戻すために努力したり、別の目標を見つけられるなら、それはとても素晴らしいことです。
しかし、年を取ってその熱意が失われてしまったり、別の目標を見つけられなかったときはどうでしょう。

 

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強い喜びを知ってしまった人が些細な喜びを感じて慎ましく生きることは困難です。
性欲、食欲、睡眠欲、人の欲望は際限なく押し寄せます。

お酒、賭博、そして
薬物、強いストレスを感じたとき、ダメだとわかっていても身近なところに快楽があれば手をだしてしまうのは人間の性かもしれません。

この作品を面白いと思ったのは「薬物」を「快楽」に置き換えて展開されるストーリーにあります。

薬物も(物によりますが)最初の頃はそんなに強い中毒症状はないと聞きます。
「心が軽くなる」「楽しい気分になる」「簡単に痩せられる」など売人から聞いた通りの効果がデメリットを感じず手軽に得られることで次第に中毒者になっていくのが恐ろしいところです。

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その恐ろしさはまだ序章で、立派な中毒者になったときに訪れる強い依存症に嫌悪感を抱いても、再び薬物に手を出せば解消されることにあります。
そのためとんでもない理屈で自らを正当化させたり、薬物を手に入れるために金を惜しまず、何でもしてしまう中毒者の話を聞くと恐怖以外の何物でもありません。

この物語は最初、若返りの能力を「無償」で与えられます。
不老は人類の永遠の願いの一つです。そんな能力を使って得られる快楽を知れば、多少の代償を伴ってもその能力を得たくなる。読んでいるとそんな気持ちにさせられます。

だって薬物の快楽は知らなくても、恋心や性欲を満たすことで得られる快楽はよく知っているのですから。
「薬物ダメ絶対。」という言葉は倫理観の話で理解できても、身近に潜む恐怖として感じられる人は少ないんじゃないかと思います。

そのため薬物に手を染めた人や依存症に陥った人がどういう思考になるか、どういう末路を辿るかという一つの事例として読むのも面白い気がします。

 

 

大人と子どもの違いは何か

 「いつになったら大人か」と聞かれると人によっては20歳を越えたら、社会人になったら、など年齢や経験の話になることが多い気がします。

しかし、いざ街を歩いていると、周りの迷惑も考えず怒鳴り散らす中年、列に割り込んでくるおばさんなど非常識な大人を沢山見かけます。
そんなときに店員に「ありがとう」を言える小さい子を見たりすると「こっちの方がよっぽど大人じゃないか」なんて気持ちにもなったりしますよね。

『わたしのふしだら』では大人と子どもの違いとして自制心の有無」を挙げています。

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「やりたい事だけをして」「必要なことをしない」なんて許されるのはせいぜい子どもの頃だけです。
少しずつ「やりたいことを我慢して」「必要なこと・しなければいけないこと」を理解・実行して成長することで少しずつ大人になる。
その過程で挫折や失敗を経験し、手の届く「可能性」の範囲が見える人間。それが「大人」
これをずいぶん小さな大人と捉えるか、立派な大人と捉えるか。これはぜひ本編を読んでから今一度問いたい質問です。

 

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能力を手に入れたことで自制心のタガが外れ、欲望に忠実なると、もう誰にも止められません。
やるべきことから逃避し、不誠実に雁字搦めにされた彼女の行く末はあまりにも惨くて愉快な結末を迎えることになります。

終盤は見所が沢山あるのですが、心の底から愛し合っていたはずの人に向けられる化け物を見るような形相、そして声にならない絶叫は直視できない壮絶さがあります。
必見のシーンです。



感想まとめ

不誠実に雁字搦めにされたあまりにも惨くて愉快なバッドエンド。
「薬物」を「快楽」に置き換えて展開されるストーリーで欲望と感情を剥き出しにした描写が秀逸で、これまで一般誌ではコメディ系統が多かった大見先生の新境地と言えるカタルシスが見事でした。
薬物って怖いよねーと他人事のように話してた人も中毒者の怖さを多少なりとも感じられる作品になるかもしれません。


注意点としては
救いようのないバッドエンドであること
エロに重点を置いた作品ではないこと

辺りでしょうか。1巻がAmazonでR18指定になっていて説得力がいまいちないですが、『ドリフターズ』『それでも町は廻っている』などの名作を数多く生み出した、少年画報社の青年誌で連載されていた作品で、性行為をメインにしたエロ漫画という枠ではないです。

ただエロ漫画という認識で読んで打ちのめされるのも、それはそれでエロ漫画の認識を改めるきっかけになるからとりあえず誰かが興味持って読んでもらえたらいいかなと思ってます。
あとは全2巻表記なので打ち切りなの?と思われる方がいそうですが『ぼくらのふしだら(全2巻)』と地続きになっている作品で、重版もされている知ってる人は知っている人気作です。

地続きといってもポケモンみたいなもので、今回紹介した『わたしのふしだら』からでも何ら問題なく読めます。

前作「ぼくらのふしだら」については序盤は正直B級感あるものの、後半についてはなかなか良いものになっているんじゃないかと思います。こちらもバッドエンドです。
興味ある人はこちらもぜひ。

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『ぼくらのふしだら』→『わたしのふしだら』でストーリーの密度が濃くなったなという印象で何作も描いている人でも明確に成長するんだなと感心しました。
『わたしのふしだら』で少し疲弊したのか一旦シリーズ連載を休止して現在は再びコメディ作品を描いていますが、落ち着いたらまたぜひ新シリーズを読みたいものです。

内容的に人を選ぶのかなと思いますが、強いカタルシスを得られる傑作としてオススメしたい一作です。

 

良ければ読んでみて下さい。それではまた。

この漫画が面白い!完結済みのおすすめ漫画100タイトルをランキング形式で紹介する。

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漫画好きなら一度はやりたかったおすすめ漫画をランキング形式で紹介するコーナー。

 
このランキングは2017年11月時点で完結済みの作品を扱っています。

続きを読む

面白い漫画が打ち切りになるという悲しさ

打ち切り。商業漫画を連載中の漫画家ならほぼ全ての人が頭によぎるワードです。
ミックスの売り上げが良ければ重版がかかり、メディア展開され、印税でがっぽりなんて夢のある話があれば、商業である以上、売り上げが悪い作品、アンケート結果の悪い作品などは利益が見込めないと判断され、あえなく打ち切りを宣告されます。


近年出版不況が囁かれ、売り上げ不振で打ち切りと言われたなら読者としては口惜しいものの納得はできます。
そんな中、ここ数日看過できない話題がありました。
漫画アクションで連載中(だった)知るかバカうどん先生の『君に愛されて痛かった』、月刊バーズ売野機子ルポルタージュ』が売り上げ以外の理由で打ち切りというのです。



知るかバカうどん先生は元々成年向け漫画で活躍していた作家で、その過激な描写が話題でした。
成年向け漫画『ボコボコりんっ!』についてはかなり覚悟を持って臨まないと厳しい作品です。

しかし一般誌での初連載作品『君に愛されて痛かった』(クリックで立ち読み )については直接的な描写は控え気味(作者比)にして、精神的に攻めた内容にしているため、一般読者にもこれはウケるだろうと思い、当ブログでも紹介していました。

 
連載が始まって数カ月たち、そろそろ単行本情報出ないかなと考えてた矢先の出来事だったのでまさに青天の霹靂でした。

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表現上アウトだと判断されれば編集がストップをかけるなり、問題個所が見つかれば単行本出す前に修正を入れればいいのでは?というのが疑問点です。
バカうどん先生のツイートを見る限り20日頃には通達がされていたようなので、最近起こった座間9人遺体事件との直接の関係はなさそう。

7話目、8話目辺りを読んで上層部がストップをかけたのかなと推測されます。
ただ掲載誌の漫画アクションは『奈落の羊』『監禁嬢』などアングラ系の過激な描写が売りの作品が多く連載していたし、これも大丈夫だと高を括ってました。
あれが良くてこれがダメっていうのは正直なんだかなぁという感じです。

「やりたい表現をしてもいい」という条件を盾にバカうどん先生が食い下がった結果、打ち切りになった可能性も考えられるので、実際に漫画アクション編集部に電話をかけてみました。

担当者は不在とのこと。\知ってた/


とりあえず誌面なり公式サイトなりで理由を説明して欲しいとは伝えました。

 

 

あれもダメ、これもダメじゃあ不健康


リテイクの要求があったのか。真相は当事者にしか分かりませんが、編集の役目とは一体なんだと残念な気持ちで一杯です。
クジラックス先生の感想書いたときも、「彼らのやったことは決して許されることではない」と但し書きしたものの、案の定何人かにフォロー外されましたよ。まあ娘を持つ親ならその気持ちわからんでもないと思って諦めました。ただね、フィクションと現実をごちゃ混ぜにして考えてる人そんなに多いの?と今回を件で改めて思いました。

あれもダメこれもダメと完全に心を閉ざす方がよっぽど不健康な気がします。誰しも喜び、妬みなど様々な感情があります。そうした悪いことも受け止めて成長するものだと私は考えます。
押さえ付けられて育った子が反動で自堕落な生活を送るなんて話もよく聞きますし、ある程度は毒にも慣れた方が分別のあるたくましい子に育つんじゃないかと思います。

上に立つ者であれば、むやみやたらに規制するのではなく、理解を示し、正しい選択は何かを判断・指導できる人であって欲しいです。

いずれにせよ単行本の印税も出ないと、生活に困窮することも十分に考えられます。
ここまで感情をぶつけてくる迫力のある作品はなかなかありません。
それが陽の目に当たらず、打ち切りになるならあまりにも理不尽だしもったいない。

社会では協調性が重要でも、漫画では何よりも個性が重要なはずです。
個性が重要なはずの漫画業界で、出る杭が打たれるのなら、当たり障りのない話しか生まれてきません。そんな漫画誰が熱心に応援したくなるでしょうか。最初は良くてもそのうち飽きてしまいます。
『君に愛されて痛かった』は販売戦略を適切に行えば収益の見込める作品になる可能性が高いです。どこかの出版社に拾われることを願います。


売れないことは罪、それでもできることはある

売野氏のルポルタージュ』の打ち切りについては結論を先に述べると仕方ない。の一言に尽きました。

「売り上げは良かったはず」という言葉に疑問を持ったため下記のサイトで売り上げを調べてみました。

書籍ランキングデータベース


すると1巻は週間圏外までになるまで9日で3,321部。
これはバーズで連載中の作品の中では良かったのかもしれません。
ただ一読者からすると「売り上げは良かった」と思う人は少ないんじゃないかというのが実情です。


マイナー誌であれば大して売れなくても大丈夫ということは決してなくて、何万、何十万、願わくば何百万部クラスの作品が出てくる可能性を信じて雑誌が刊行されています。


もちろん本当に評判が良ければ巻き返す事例もないことはないです。


マッグガーデンというおそらく普通の人だと何それ?と思われる可能性もある出版社で発売された『リィンカーネーションの花弁』
1巻発売時点では発売1週間で1,180部と苦戦を強いられていました。

しかし口コミでその面白さが広がり重版を重ねていき、5巻では初動が1万部を突破し、最新6巻では4万部と右肩上がりに売り上げを増していきました。
これは作品が面白いことが前提ですが、担当も頑張って売り込んできた結果なんじゃないかと思います。
多忙な中、編集者も気苦労が絶えないと思いますが、作家任せにせず売り込んで欲しいところです。


ジャンプのようなメジャー誌と比べると、そもそもの発行部数から違う場合があるのでマイナー誌の場合、部数よりも重版されたかどうかが見るべきポイントになります。

そうした観点から見ても残念ながらルポルタージュは重版の報もなく、2巻は上記のサイトで集計4日で圏外になり(つまりそれ以降は大きな動きがない)1,603部と通常の単行本売り上げの例にならい部数を下げています。

このサイト本当に信用できるの?と疑問に思う人もいそうなので別のサイトの売り上げランキングも載せておきます。

こちらでは2巻は2日で500位圏外に陥落。1巻は1週間で二千部ほどの売り上げとなっており、残念ながら先のサイトの方が売り上げは良いです。

shosekiranking.blog.fc2.com


直近の過去作

クリスマスプレゼントなんていらない (バーズコミックス)

が1,556部(集計9日)

売野機子のハート・ビート (フィールコミックスFCswing)

が889部 (集計9日)と確かに作者の過去作と比べると売り上げは良いです。

しかし先ほど述べたように一般的に言われるような「売り上げが良かった」とまではいかず、出版社の都合で打ち切られることは十分想定の範囲内だったと私は結論付けました。

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集で売野氏の作品を初めて読んだときは素敵な話を描く人だなあと思っていました。
しかしこれぐらいの売り上げで満足してしまう向上心のなさ、危機感の薄さ、出版社が悪いという風潮にしようとした姑息さに幻滅してしまいました。



 

今回の打ち切りについては出版社も作者も力一歩及ばず打ち切りになってしまったという感じではないでしょうか。


こんなこと書く自分も幻滅されそうですが、知られずに打ち切られていった作品なんて山ほど見てきましたからね。
そうした知られていない面白い作品に少しでも少しでもスポットが当たるようにブログを書いています。

自分一人が言った面白いの影響は微々たるものでも、誰かの目に留まって同じように面白いと思ってもらえれば嬉しいし、それは次に繋がります。

別に同じようにブログを始めろとは言いません。
良いと思ったら「あなた素敵ね」と褒める。
面白いなら読まれる工夫をする。
面白いと思ったら声に出したり、単行本を買うなり方法は沢山あります。

これは別に単行本を買えと強制する話じゃなく一般論の話をしています。
お母さんが料理を作ってくれたら「美味しい」と言う。
誰かに助けてもらったら「ありがとう」とお礼を言う。

誰かとぶつかったら謝る。
そういう忘れがちな当たり前ができる人が増えたら今日も世界は平和だという話です。

 

 

「打ち切り」という言葉が嫌なので、何か代わりの言葉を考えたい

打ち切り漫画でも長年語られる作品はあります。
打ち切りが決まってからどうオチつけるかで漫画家の本当の力が判るという意見には同意です。
打ち切りで納得のいかない完結を迎えたせいで「面白かったのに…」とファンを落胆させるのは読者も作者も心が痛くなります。

とりあえずそんな心を少しでも穏やかにするために「打ち切り」の代わりになる言葉を募集しています。

言葉が変わったところで意味自体は変わらない。それはわかってる。
「ハゲ」という言葉が「髪の毛が乏しい人」という言葉に変わっても物寂しさは変わらない。違う。そういう負の単語を明るめできないか。そんなことを考えてる。

「ヴァルハラ」とかどうだろう。「戦死者の館」とかそういう意味だけどカタカナにしたらちょっとかっこいい気がする。
「天に召された」とか「昇天」とかも前向きな気持ちになりそう。なるかな?なりません?なりたいな?

とりあえずヴァルハラれて少しの間は落ち込んでも、次に向かって欲しいんだ。
打ち切りにあってから努力してヒット作を生み出した漫画家を私は沢山知ってます。
応援する作家がそういう人だと応援しがいがある。

負の感情を漫画にぶつけてくるのも全然構わないです。
次はもっと売れてやる。そんな向上心のある作家が増えれば、まだまだ漫画も捨てたもんじゃない。そう思ってくれる人も増えるんじゃないかな。そんなことを考える。

【2017年10月】面白かった漫画の感想まとめ【おすすめ】

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10月も沢山の漫画を読みました。
先月の面白かった漫画の感想まとめはこちら。

 

今月から読んだ漫画は全て読書メーターに記録することにしました。
他にも色んな管理アプリを教えてもらったのですが、他人の感想が見聞きできるものでツイッターAmazonレビューより参考になるものが多く、意見も聞き入れやすいためやはり読書メーターが一番肌に合うようです。

10月の読んだ漫画の冊数は38タイトルの109冊。
中旬まで多忙で4冊しか読めていませんでしたが1日最高38冊読んだりと怒涛の追い上げをキメました。
冊数が誇れるものとは言いませんが、より幅広く知見できるのはメリットだと思います。
なるべく好き嫌いせず、無理のない範囲で多読を継続していきたいです。

というわけでその中から面白かった作品を紹介をしていきます。

興味を持った作品があればぜひ読んでみて下さい。
それでは紹介していきます。

 

今月のオススメ新刊6選

あまり順位を付けるのが好きでないのと、よりフラットに読んでもらいたいのでベスト3は廃止して特に面白かったものをピックアップして紹介することにしました。

とはいえ年度末に2017年ベスト50の記事を更新予定です。そちらで改めてこんな順位なのかと参考にしていただければ幸いです。

新刊の定義は今年発売されたものとします。10月発売じゃない作品もたまに含むと思いますが、そこはご了承下さい。

 

この音とまれ!(1~15巻/アミュー)

長らく積んでいましたがようやく一気読み。筝曲部を舞台にした青春王道ストーリー。
音楽漫画はいくつか読んできましたがその中でも相当面白い部類だと感じました。

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一人一人の背景がしっかり描かれており、演奏シーンに説得力があり、要所での台詞の一つ一つにパワーがある。そして15巻がまた良いんです!

というわけで『四月は君の噓』『BLUE GIANT』に続いて面白い音楽漫画四天王にランクイン!(もう一つは空席)登場人物の誰もが魅力的です。

 

 ショート・ピース(1巻/小林 有吾)

とある高校の映像研究部を舞台にした青春物語。
才能溢れる者の苦悩と挫折をときに残酷に描くが、そうした辛さだけでなく、まさに己が殻を破らんとする瞬間を切り取った描写には心揺さぶるものがあり、読後感は爽快なものに仕上がっている。

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酸いも甘いも味わうため作品の濃度は非常に濃いものとなっているが、飲み込ませる力量はアオアシで折り紙つきであろう。
今後の成長が更に楽しみな作家の一人。

 

ブタイゼミ(2巻<完>/みかわ 絵子)

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10年経っても忘れられない芝居があるんだ。 明確に、ふとした瞬間に、唐突に沸き立つ悪夢のような芝居だ。
そんな芝居を目の当たりにすることができたなら、なんて不幸でなんて幸せなんだろう。
例えるならサナギから成虫になろうともがくセミのように、一度殻を破り飛び立てば、けたたましく己の感情を騒ぎ立てる。
全2巻で、あっという間に読み終えるため、もう少し長く読みたかった気持ちもあるが、セミのように太く短く心をざわつかせたその演劇シーンには非常に心惹かれるものがあった。次回作にも期待したい。

 

また、片想う。(2巻/タチバナ ロク)

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「また」片想いの状態から再スタート。
前とは違う状況でそれでも惹かれあう二人というのはなかなかロマンチックで素敵だ。
壮大なようで適度な距離感を持って繰り広げられる恋模様は果たしてどうなっていくのか続きが楽しみ。つらら可愛い。

 

白星のギャロップ(2巻/西 連助)

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もっと知られていい漫画の1つ。丁寧な描写に加え、2巻はモンキー乗りの手本として見せられたシンプルな美しさに魅入るものがある。
競馬を知ってても知らなくても面白い内容だと思います。
身近なところに一癖ならぬ人物が浮上してきたりと各々キャラが立ってきた。

 

かぐや様は告らせたい(7巻/赤坂 アカ)

毎回高い位置で安定して笑えて面白い。
今回は新キャラを投入してきたり、選挙戦で珍しくシリアス展開で白銀のかっこいい姿が見られたりと緩急をつけて新生徒会として締めなおしてきた感じが良かった。

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皆が幸せになる締めくくり方で漫画が上手い。
そして似顔絵回で改めて感じたのはこの二人、付き合ってないのに愛が深いこと海底の如し。さっさと結婚しろ。

 

 

以上が今月のオススメ新刊6選でした。
続いては新規開拓した1巻を中心に紹介していきます。

 

 

五等分の花嫁(1巻/春場 ねぎ)

キャッチフレーズは『可愛い未来の花嫁は一、二、三、四、五つ子!かわいさ500%の五つ子ラブコメ!』
タイトルは分割してるますが、いわゆる嬉しいことは倍に、悲しいことは分け合うということでしょう。性格が違えば魅力がそれぞれ異なっていて面白い。
従来の複数ヒロインのハーレム漫画だと誰か一人を選ぶとどうしても別ヒロインのファンから非難を受けて作品そのもの評価を無理矢理下げてくる輩がいるのがネック。
そういうデメリットを消してくるのは上手いなと思った。
顔の判別に困るという新たなデメリットが生じているが読み進めればそのうち見分けが付くはず。
少年マガジンのラブコメの中で一番期待してます。

 

恋を知らない僕たちは(1巻/水野 美波)

虹色デイズの作者の新作。前作みたくわちゃわちゃした感じかと思ってたら、割とシリアス気味のモニョモニョした感じで新鮮な気持ちで読めた。
前作より雰囲気が好み。 中学から高校に進学するまで、そしてこれからの高校生活に含みが持たされていて続きが気になります。次巻も楽しみ。

 

そしてボクは外道マンになる(1~2巻/平松 伸二)

強烈!血で血を洗うジャンプの世界が想像以上に過酷だった。ヤクザしかいないもの凄い世界。
自伝漫画と称するにはあまりにも突っ込みどころが多く、ある種ギャグ漫画として楽しめる部分もある。がそうした過剰表現によって当時のジャンプの迫力を魅力たっぷりに描かれているのが良いです。
1巻については文句なしの面白さ。2巻は少々女々しさを感じたが外道マンになる布石だと思うので3巻に期待。

 

北北西に曇と往け(1巻/入江 亜季)

今月の表紙が素敵で賞。内容自体はまだ評価し難く、前作『乱と灰色の世界』を未読ならそちらを先に読んで欲しい気持ちもあるが、清涼感のある作画とハードボイルドさは魅力的。
能力を生かしたストーリーに発展するのかそれとも全く想像と違う方向に向かうのか弟とカトラに個人的に注目していきたい。

 

零落(全1巻/浅野いにお

批判の言葉は蓄積され、賞賛の言葉は風化しやすいのが人間の心理。
例え賞賛と批判の割合が9:1であっても批判の声が目につきやすい。
そうした賞賛と批判の言葉に疲れたからこそ生まれた話だと思う。
漫画家の業の深さ、欲望をぶちまけた地獄みたいな話。

 

ダダダ(1巻/あみだむく)

家族も目標も無くした男の再生の物語。
ボクシング漫画ということで暴力的な描写がやや目立ち、設定も重いため好き嫌いは分かれそう。
しかし感情に訴えかけてくる文字通りパンチの効いたストーリーは一見の価値あり。
フェチに訴えかけられる作家は必ず伸びると信じているので今後も注目していきたい作家です。

 

 

以降は新作旧作を適当に紹介していきます。

 

 

鉄鍋のジャン!(全27巻/西条 真二)

「料理は勝負」を信条に、勝つためなら何でもありの悪行三昧。
ありきたりの枠からはみ出し続けるアンチヒーローぶりが斬新で面白かった。
色んなジャンルを掛け合わせたグルメ漫画もそれはそれで好きだけど、久しぶりに単体で勝負できるガツッとくるグルメ漫画に出会えたのは良かったです。
秋田書店版は全27巻と長編ですが、KADOKAWAから新たに発行した新装版は全13巻に納められ、手に取りやすい価格になっています。
最近のグルメ漫画に食傷気味の人はこちらを読んでみてはどうでしょうか。
グルメ漫画四天王の一人として攻撃全振りの先鋒に推したい。

 

ラーメン発見伝(全26巻/作:久部 緑郎、画:河合 単)

色んなグルメ漫画を読んできたが総合評価ではナンバーワンの名作として推したい。
ある程度完成された品を更に発展、改良させる発想力は、あらゆる物事に応用でき、その柔軟性には感嘆するものがあります。
新しいラーメンを発見していく話だがラーメンという枠組みに囚われず、人情あり、笑いあり、ときにシビアな話ありと、それなりの巻数があるが一辺倒の話にならず、常に新鮮な話を提供してくれる素晴らしいグルメ漫画でした。

 

ギャルごはん(2巻/太陽まりい)

可愛い。それだけで大いに評価できる。
ギャルごはんと銘打っているが特徴的な料理シーンはなく、料理漫画としては正直一切評価できない。
しかしヒロインの可愛さという点では素晴らしい破壊力がありその純心で一途な姿に心奪われる。
ストーリーのないキャラ物漫画は数巻で飽きてしまうことがままあるが、新キャラの投入でメリハリを付けてきた。
少なくとも3巻はそのシチュエーションのセンスの良さに飽きることはないというのが雑誌でも読んだ感想だ。

 

うちのメイドがウザすぎる!(2巻/中村 カンコ)

ハイテンションで飽きることなく笑い続けた。
ぶっ飛んだキャラと幼女特有のぷにぷに感がとても魅力的です。
「~しょっ!」が口癖の子の回はオチも含めてお気に入りの回。

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尊すぎて浄化されてるシーンは色んな場面で使える保存版。

 

剣姫、咲く(2巻/山高 守人)

言葉ではなく目で語り合う感情のぶつかり合いが迫力あってカッコいい。
1巻の時点ですでに高い画力だったが、より勢いを感じられる作画になってる。
内容に拙い部分もあるが、楽しませようとする心意気は随所に感じられるし登場人物、作者共々更なる成長に期待。

 

重版出来!(10巻/松田 奈緒子)

フォントの話が興味深かった。「本当にいい仕事は目立たないもんだ」という台詞はいつか自分も使いたい。
映画化の話は漫画原作が全部こんな感じだったらいいなあと若干夢物語さはあるがプライドを持って取り組む姿勢に胸が熱くなる。
そしてその夢物語と対照的に中田伯に悪夢がやってきそうで、引きは良いが胃が痛くなる。

 

のぼさんとカノジョ?(8巻<完>/モリコロス)

完結。素晴らしい大団円でした。
登場人物がみんな優しくて、ドキドキしたり笑えたり素敵な話があったりと最後まで温かい気持ちで読めました。
カノジョの顔はちょっと見たい気持ちもあるけどホワイトボードの顔が馴染んでるしこれはこれでありでしょう。次回作も楽しみにしています。末永く愛される作品です。

 

絢爛たるグランドセーヌ(9巻/Cuvie

才能の方向性は違えど彼女たちには目標があり、悩みがあり、それを乗り越えようとする胆力がある。
応援したくなる登場人物が多いのがこの作品が好きな理由の1つです。 1巻と比べるとクオリティは格段に上がってきているのが見てとれるのは、それだけ丁寧に進行してきたおかげである。
ぜひこの調子で長期連載を狙って欲しい。

 

僕らは自分のことばかり(2巻<完>/ハルノ 晴)

天才と凡人を描いたオムニバス作品と書けば単純な話のようで、舞台が違えばこうも描き方が変わってくるのかと驚かされる。
陸上部を舞台にした天才と凡人の話はそれが顕著。
見方が変われば天才と凡人の立場がそっくり入れ替わってしまうのは悲劇か、はたまた喜劇か、意見が別れそうで面白いなとひっそりと笑ってしまった。
前を向いて歩き出すために、振り返ると青春だったと笑えるように。
今、このときだけは、僕らは自分のことばかり考えたっていいんじゃないか。読み終えてそんなことを一人考える。

 

 

おわりに

以上21タイトルでした。10月は2巻が1巻からより面白くなってきた作品が多かった印象です。
9月が豊作すぎて若干物足りなさもありましたが、新規開拓した作品に大当たりが多かったのは嬉しい誤算でした。
11月はどんな作品が出てくるのか楽しみです。

 一応こちらでチェック入れてる作品については紹介しています。

 来月は特大の新作があります。『ここは今から倫理です。』と『火色の文楽』この二つ、多くの人に評価されて欲しい作品です。

それでは今回はこの辺で。読んでくださりありがとうございました。それではまた。

 

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【2017年11月】おすすめ・注目の漫画&新刊まとめ

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先月に引き続き今回は現在続きを読んでる作品で、来月新刊が発売されるコミックをピックアップしていきます。

前回はこちら↓

 

 まだ書影が出てないタイトルについては表示され次第、適宜修正入れています。

まずは来月の新刊の中から個人的にこの巻はぜひ読んで欲しい!というオススメの新刊をピックアップしました。
苦手なジャンルでなければ、なかなか楽しめるはずなので気になればぜひ読んでみて下さい。

 

今月のオススメ4選

ここは今から倫理です。(1) 雨瀬シオリ
 
 

以前に上記の記事で、1巻未発売の中から注目の新連載を取り上げました。
その紹介の中でとてつもないマンガが出てきた、「話題にならなければいけない作品」などものすごくハードルを上げかねない言葉で紹介しましたが、ぜひとも斜に構えず読んで欲しい作品です。
今年の優勝候補として単行本発売前ですが「話題にならなければならない作品」というハードルは超えてきました。
見る目は間違ってなかったと嬉しく思います。あとは作者が題材の難しさにつぶれないことを願うのみです。
なぜ話題になったのか、その1話目、そして単行本を読めばほぼ間違いなくその世界観に浸れる1巻になっています。こんな先生に会えたら 人生、きっと変わる

 

火色の文楽(1) 北駒生
 

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「飛べ」「飛んでくれ」
バレエの星と呼ばれた青年がある日出会ったのは“60歳からがピーク”と言われる文楽の世界。
芸の道という底無し地獄で、もう一度飛びたいと願った青年は人生の全てを懸け、もがき悩み這い上がる。青年たちの“火”の物語。
鮮やかに描かれる人形浄瑠璃の世界の敷居に何も難しいことはありません。ぜひとも読んで欲しい物語があります。

 

偶像事変~鳩に悲鳴は聞こえない~(3) ミサヲ/にんじゃむ
 

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田村ゆかりさんのような影響力の強い声優やアイドルのファンは〇〇王国などと呼ばれていますよね。
そんなアイドルのさらに上を行く、国民的人気を誇るアイドルがファンにおかしな呼びかけをしたら。例えるならそんな話。
平和を求めて止まない悪意。淘汰されるのは果たして誰か。
いったいどんな結末を迎えるのか、序盤は荒さも目立っていたが物語はおおいに盛り上がってきた。

 

ライミングマン(1) 若杉公徳

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デトロイトメタルシティで一世を風靡した作者の次なるテーマはラップ。
基本路線はコメディ調でくだけた感じのときも多々あるが、締めるときはビシっと締める魂の籠ったライムはなかなかどうして熱い。
過去の栄華にすがらず、漫画家として更なる成長を見せてくれる作者の意欲作。
ぜひもう一花咲かせてほしいところです。

 

個人的に期待してる注目の1巻

選択のトキ(1) 群千キリ

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宇宙人がやってきて主人公に性別を選んでもらう話。と説明すると微妙な顔されそうですが、2話目にとても引き込まれた。
友達とは?恋人とは?人間関係に悩む主人公の苦悩は少し痛々しくはあるものの、透明感のある作画がその繊細さをよく表現しています。
選択の時が迫るとき、彼はどちらの性別を選ぶのかはもちろん、トキと関わることで彼がどのように成長していくのか非常に楽しみな作品です。

shonenjumpplus.com


 

ドレッドノット(1) 緋鍵龍彦

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断裁分離のクライムエッジ』の作者の新作。
扱うテーマが珍しく、初めは物珍しさで構わないので評価されないかなと注目してます。
冒頭で完全に釣られて、してやられた感があった。個人的に面白い1話目だなと思う。
どう評価されるのか楽しみな作品です。
キャッチコピーは「全ての人間に恐怖を。ただし、安全に」

 

あまちんは自称♂(1) 寺井赤音
 

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綺麗な顔してるだろこいつ。でも付いてんだぜ♂
最高に可愛い!まじ天使!からのインパクトのある行動や発言でギャップがとても楽しい。
男の娘漫画かつ、マガジンエッジというまじで呪われてんじゃないのかと心配になるレーベルからの発売で紹介しようか悩んだが、Pixivでランクインするほどの人気なのと、青ちゃんの前例があるので期待したい。ぜひ期待に応えて売れて欲しいところ。あまちんかわいいよあまちん

 

以上11月のオススメ&注目の1巻紹介でした。
以降は続きを楽しみにしてる作品を発売日順に、雑に紹介していきます。
気になったら読んでみて下さい。

 

約束のネバーランド(6) 白井カイウ出水ぽすか
 

新章突入で更に盛り上がってきた。実は読んでなかった、少し読んだけどあんまりだったという人も6巻まで読めば評価が変わってくるんじゃないかなと思います。

 

許嫁協定(10) フクダーダ

典型的なハーレム漫画であるが、キャラが生き生きと描かれていて個人的に気に入ってます。批判もしょうがないと思うが自分は好きです。

 

喧嘩稼業(9) 木多康昭
 

最初8月に発売だった気がするのは錯覚だと信じたい。
格闘漫画の最高峰。文さん編も必見のバトル。

 

中間管理録トネガワ(6) 福本伸行/萩原天晴ほか

時事ネタを取り込みつつキレのあるギャグでスピンオフ漫画でも文句なしの面白さを誇るギャグ漫画。

 

輝きのミニョン(2) 梶谷きり
 

1巻は買うほどじゃないと思っていましたが、認識を改めなければいけません。
2巻になり「熱くて可愛い」というアイドル漫画に求める内容を抜群のキレ味で描いてきた。地味にオススメしたいやつ。

 

ハリガネサービス(18) 荒達哉

合宿を終え遂に駿天堂戦に。熱い試合に期待。

 

アホガール(11) ヒロユキ

10巻はまさかの描き下ろしだったがこちらは別マガ収録分。相も変わらずハイテンションなギャグ漫画。表紙でネタバレしてますが熊と戦います。

 

りぶねす(8) 堂本裕貴

りぶねす大好きおじさんなので何度だって布教します。
大変素晴らしいラブコメである。ブコメの民ならず、色んな人に読んでいただきたい。
読み進めるほど第一印象と違った面白さが見えてくるのでとりあえず1巻と言わず2巻、なんなら最新刊まで続けて読んでいただきたい。

 

天久鷹央の推理カルテ(3) 知念実希人/緒原博綺
 

人気小説のコミカライズ。ちょっと天久先生の作画がやんちゃに寄りすぎてるのが気がかり。内容は医者ならではのアプローチで迫る推理で安定して高いレベルで面白いです。

 

最後のレストラン(10) 藤栄道彦
 

死んだはずの偉人・有名人がやってくる不思議なレストランの話。
作者なりの持論で展開されるキャラもなかなか個性豊かで面白い。

 

セブンティウイザン(3) タイム涼介
 

70歳の初産した老夫婦の話。良い漫画。

 

青のオーケストラ(2) 阿久井真
 

裏サンデーが放つ期待大の音楽漫画。

 

或るアホウの一生(3) トウテムポール/橋本崇載
 

ヒバナ休刊で連載終了しなくて良かった。個性豊かな棋士たちの奮闘を描く話。

 

ランウェイで笑って(2) 猪ノ谷言葉
 

マガジンが放つ超大型新人。2巻で面白さはさらに加速していく。期待。

 

 
淫らな青ちゃんは勉強ができない(5) カワハラ恋
 

ブコメの民で、タイトルでエロコメと勘違いして読んでない人はかなりもったいないことをしてると思う。
騙されたと思って2巻まで読むといいやつ。

 

かくしごと(5) 久米田康治

いつも通り(褒め言葉)

 

恋は光(7)<完> 秋☆枝
 

いよいよ完結。連載は追ってないので締めくくりが楽しみ。

 

BE BLUES!~青になれ~(29) 田中モトユキ
 

代表合宿編になって話を再度引き締めてきた。今一番好きなサッカー漫画。

 

Helck(11) 七尾ナナキ
 

物語は佳境へ。シリアス展開が多いがこれはこれで面白い。

 

グレイプニル(4) 武田すん

コインを巡るバトルは新展開へ。

 

コンシェルジュ インペリアル(7)<完> 藤栄道彦/いしぜきひでゆき
 

お仕事漫画の最高峰。コンシェルジュシリーズの完結編。
どのシリーズからでも読めるのでぜひ読んでみてください。

 

初情事まであと1時間(2) ノッツ
 

俺達のノッツ兄貴!

 

フラジャイル(10) 恵三朗/草水敏
 

連載中の医療漫画では間違いなくナンバーワンの漫画としてオススメしてる。

 

椿町ロンリープラネット(9) やまもり三香

かっこいいやつ。

 

幼女戦記(7) 東條チカ/カルロ・ゼンほか
 

6巻まで毎月のように新刊が出てて久しぶりな気がするのは完全に麻痺ってる。
コミカライズの中でもかなりの高水準で面白いのでタイトルで敬遠してる人はぜひ読んでみてほしい漫画です。

 

武装少女マキャヴェリズム(7) 黒神遊夜神崎かるな
 

新章でキャラ紹介が主な感じ、面白くなるのは8巻以降。

 

魔法少女特殊戦あすか(6) 深見真/刻夜セイゴ
 

ハードな展開が魅力のマジカルミリタリーアクション。

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。(3) 山本アリフレッド
 

安定のバカっぷりぶりが面白い。さっさと結婚しろ。

 

お前は俺を殺す気か(5)(完) シギサワカヤ
 

毎号「楽園」で美麗な表紙を飾るシギサワ先生が描くハートフルボッコ作品の完結巻。

 

以上37タイトルでした。

これにプラスしてチェック漏れしてたやつや新規開拓した漫画が入ってくる感じに最近はなってます。これ忘れてるよ!という新作があれば教えて下さい。
来月も面白い漫画を読むために日々を頑張っていきましょう。

月末は毎月恒例、月別の面白かった漫画の感想まとめの更新予定です。
良ければまた見に来て下さい。それではまた。

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